企業型DC(企業型確定拠出年金)(選択制)とは?【加入を再検討】

企業型DCとは? お金の知識
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私の会社では3年ほど前から企業型DC(選択制)を導入していますが、私はやっていません。自分の環境も変わりましたので、メリット・デメリットを調べ直して改めて加入を検討していこうと思います!

✓記事の3行まとめ
・企業型DC(選択制)は税制優遇措置が充実
・企業型DCは一度加入するとやめられず、投資の知識も少しは必要
・自分の環境が安定しているならやってもいいのでは?
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企業型DC(企業型確定拠出年金)とは?

企業型DC(企業型確定拠出年金)とは、企業が掛金を毎月積み立て(拠出)し、従業員(加入者)が自ら年金資産の運用を行う制度です。

企業型DCは、従業員が自動的に加入する場合と、企業型DCに加入するかどうかを選択できる場合があります。

一般社団法人 投資信託協会 より

簡単に言うと、毎月の給与/賞与からお金を積立&資産運用して老後の年金を増やしましょう制度です

投資先は定期預金や保険、投資信託など自分に合わせてある程度選ぶことができます。(選べる金融商品は会社が利用している金融機関によります)

企業型でも2種類あり、強制加入のものと、選択制のものとあります。所属する会社がどちらを導入しているかで決まります。私の会社では選択制を導入しています。

強制加入のものは選択の余地がないので、ここからは企業型DC(選択制)のメリット・デメリットを書いていきます!

企業型DCのメリット

企業型DCをやるメリットは税制優遇措置が充実していることです

✓税制優遇措置
・掛け金は所得控除となる
・運用中の収益が非課税
・受け取る時も「公的年金控除」か「退職所得控除」が適用

掛け金は所得控除となる

DC掛け金は所得控除となりますので、払う税金が安くなります。

企業型DCのメリット

運用中の収益が非課税

通常の資産運用では利益に対して20%ほどの税金がかかりますが、DCを利用した資産運用で得た収益は全額非課税となります。

運用中にはスイッチングと言って、保有している商品を売却して別の商品に移し替えることができます。

例えば、日本株投資信託で十分利益が出たので定期預金に移し替えて利益を確定するといったことができます。この際に得た利益については非課税となります。

受け取る時も「公的年金控除」か「退職所得控除」が適用

受け取り方にもよりますが、年金として少しずつ受け取る場合は「公的年金控除」、退職時に一括で受け取る場合は「退職所得控除」が適用されます。

簡単にシミュレーション

30歳から60歳まで毎月1万円で積み立て、これを年利2%で運用した場合

DC利用(年利2%)

累計積立額:360万円
2%で運用後:486万円
実質受取額:450万円
※掛け金が所得控除となるので厚生年金受給額が減少分を加味

一方、DCを利用せずに年利2%で資産運用した場合
(積立額は1万円から所得税などを引いた額)

DC利用なし(年利2%)

累計積立額:232万円
2%で運用後:297万円

DCで運用すると450万円、利用しないと297万円。153万円の差が出てきます!

※ちなみにDCを利用せず、資産運用もしない場合は218万円の差です。

企業型DCがない会社はiDeCo!

企業型DCのデメリット

・途中解約ができず、60歳になるまで引き出せない
・金融商品によっては元本割れリスクあり
・出産手当や傷病手当などが減る可能性がある

途中解約ができず、60歳になるまで引き出せない

老後のための制度ですので、よくも悪くも60歳になるまで引き出せません。例外もありますが、条件が厳しいようなので基本できないものと思った方がよさそうです。

また、転職をした場合は転職先の企業型DC、なければiDeCoへ移す必要があります。iDeCoへ移管となった場合、企業型とは違い、口座管理手数料などもかかってきます。

金融商品によっては元本割れリスクあり

何に投資するかにもよりますが、株などに投資すれば元本割れするリスクがあります。

60歳近くの年齢の方は短期投資となり、リターンがマイナスになる可能性が若い人に比べて高くなるので、定期預金や保険などの元本保証のものを選択し、税制優遇のメリットだけを得るほうがよさそうです。

こんなはずじゃなかったのに……とならないためにも投資先は自分の状況を踏まえてよく検討しましょう!

出産手当や失業手当などが減る可能性がある

出産手当や失業手当などは標準報酬月額(≒所得)に基づいて決まります。DCへ掛け金を拠出した分は所得控除となるので所得が減る=手当が減ることがあります。近いうちに予定がある方は拠出額を減らすことを検討した方がよいかもしれません。

掛け金が賞与のみから拠出される場合は標準報酬月額に影響がないので手当は減りません

企業型DC(企業型確定拠出年金)をやらなかった理由

導入当初に会社から説明がありましたが、私はやりませんでした。理由としてはこうです。

・手元にある程度の貯金が欲しかった
・途中解約できない
・産休育休手当などが減ると思っていた

手元にある程度の貯金が欲しかった

導入された当時は社会人2年目くらいで、貯金が全然ない状態でした。老後資金よりも目先の生活費でした。賞与からでも掛け金を出すのはまだ早いと思ってました。

途中解約できない

社会人2年目&入社2年目くらいだったので、今の会社でいつまで働くかも怪しい状況でした。投資についてもあまり知識がなく、一度始めたらやめられないことは私にとって大きなデメリットでした

産休育休手当などが減ると思っていた

この記事を書くにあたって調べ直したのですが、私の会社だと賞与から掛け金を拠出するので、手当は減らないんだそうです。当時はちょっと調べて、減るものだと勘違いしてました。

これらの理由&環境が変わった時の手続きのめんどくささで、以前はやらないことにしました。

改めて検討すると……

今ならやってもいいかもしれない

導入当時にやらなかった理由を改めて思い出してみると、今は全てクリアしています。

・今のところ会社を辞める予定はなく、そんなに不満もない
・手元にお金があるので、賞与から掛け金を出すのも問題なし
・投資についてもNISAなどの利用で知識がついてきた

基本的にやるとお得な制度ですからね。私も始めてもいいかも♪

金融商品を選ぶ

選べる商品は会社が利用している金融機関によります。
私の会社ではこんな感じです。ちょっとぼかします。

投資先信託報酬信託財産留保額
固定金利定期預金5年(利率0.002%)
日本債券インデックス0.18%
外国債券インデックス(日本除く)0.25%0.1%
日本株式インデックス(TOPIX連動)0.22%
外国株式インデックス(先進国、日本除く)0.28%0.2%
バランスファンド(債券50%、株50%)0.6%
株式アクティブファンド2.00%
ラップファンド(安定型、株などのリスク資産50%未満)1.52%

DCで選択できるファンドは全体的に少しコストが高めですね……。

例えば外国株式インデックスは0.28%ですが、選択外のファンドだとは最安値0.102%とかもありますね。まあ節税効果を考えれば全然気にしなくていい範囲です。

私の投資ポイント

・運用期間30年以上の超長期投資
 ⇒インデックス投資に向いている
 ⇒超長期なのでリターン重視にしてみる

当分は株式インデックスに投資します。年齢が上がったら債券を組み込んでいこうと思います。

投資先信託報酬信託財産留保額
日本株インデックス(TOPIX連動)0.22%
外国株式インデックス(先進国、日本除く)0.28%0.2%
日本債券インデックス0.18%
外国債券インデックス(日本除く)0.26%0.1%

バランスファンドは投資先を1本にできて良いのですが、割合を変えたいときの計算が面倒です。

企業型DCは預け替えコストがあまりかからないので、バランスファンドではなく、自分で組み合わせ・リバランスしてみようと思います!(私の投資先だと信託財産留保額がコストですね)

私は今年から加入しようと思います!

企業型DCがない会社はiDeCo!

まとめ

今回は企業DCについて調べました。

途中解約ができないというのが一番のデメリットかなと感じました。自分の状況やライフプラン次第ですが、加入を前向きに検討してもいいのかな?と思います。

投資であることには変わりないので、自分で考えて決めることは大切です!

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